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はまぐり・ハマグリ・蛤
蛤(はまぐり)は、主に砂浜や干潟などの海底に生息しています。あさりやしじみ同様、食用として広く利用され、その風味や栄養価から多くの人々に親しまれ、日本人の食卓に欠かせない『貝類』のひとつです。はまぐりは、ひな祭りや婚礼の御馳走、また縁起物としても知られる高級食材です。マルスダレガイ科に分類される二枚貝の一種であり、主に砂浜や干潟などに生息しています。
はまぐりは、縄文時代から日本人の大事な栄養源として欠かせない存在であったと考えられ、日本の食文化に古くから根付いている食材の一つです。かつて、はまぐりは日本列島各地の海岸や干潟で自然に生息していました。国内のいたる場所の遺跡で貝塚が発見され、人々がはまぐりを食用としていた痕跡が見つかっており、はまぐりが当時の人々にとって大変重要であったことがうかがえます。
時代の流れとともに、はまぐりは日本の食文化の一部として更に定着していきました。特に江戸時代には、当時のガイド本「東海道中膝栗毛」にも焼き蛤が屋台で売られている場面が載っており、はまぐりが江戸や京都などの都市部で広く食べられるようになりました。この時代には時雨煮や、汁物・はまぐり鍋、酒蒸しなど、さまざまな調理法が生まれ、庶民の間で親しまれるようになりました。そして、漁業で生計を立てる人が多かった地域において、はまぐりは重要な収入源であり、漁民たちの食卓にも欠かせない存在でした。
そして、現在も各産地においてハマグリは地域の特産品でもあり、地元の味覚として親しまれています。また、地域の食文化や観光資源としても注目される貴重な食材です。
このように、古来よりハマグリは日本の『食』に深く関わり、人々に愛されてきました。他の食材と同様、はまぐりも地域ごとに独自の調理法や料理、味付けの違いが生まれ、その多様性が現在の日本の食文化の豊かさを象徴しています。
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■目次
・はまぐりの種類
・はまぐりの旬
・はまぐりの漢字や名前の由来
・はまぐりに含まれる栄養成分や効能
・はまぐりを使った料理レシピ
・九十九里産のはまぐりを使用したお取り寄せ商品
三重県桑名産
〇はまぐりの種類や産地
日本においては古くから食用の貝として親しまれて来ましたが、高度成長期と共に各地での護岸工事や埋め立てによる干潟の消失、更に水質汚染等の影響を受け、純粋な日本で漁獲されていたハマグりはほとんど見る事が出来なくなってしまいました。その結果、日本のハマグリは2012年に絶滅危惧種にも指定されております。
日本国内に流通するはまぐりの約9割は中国産のシナハマグリです。残り約1割が国産で、その半分以上が千葉県から茨城県の太平洋沿岸でとれる外洋性のチョウセンハマグリです。名前だけ見ると朝鮮のはまぐりだと思ってしまいますが、古来より日本に生息している日本の在来種です。漢字だと「汀線蛤」とも書きます。
ヤマニの台所で使用する九十九里産のはまぐりがこれにあたります。
淡水と海水の入り混じる汽水域に生息する内湾性のハマグリは三重県や熊本県などで漁獲されています。
〇はまぐりの旬
蛤(はまぐり)の旬はバーベキューで使用するイメージがあるため夏場と思われがちですが、身入りが良く美味しいのは、産卵に向け栄養をたっぷりとたくわえる春先2月~4月頃にかけてです。この時期には蛤の生育が活発化し、味や品質が最も良いとされています。
はまぐりの産地は幾つかあり、産卵期の違いにより旬の時期は変わってきます。
また、気候によって旬の時期は異なる場合があります。近年では温暖化や気候変動の影響もあり、旬の時期が変動することもあります。そのため、蛤を購入する際には地域の旬な情報を確認することをおすすめします。
・千葉県 外洋性(九十九里浜)チョウセンハマグリ・・・2月~6月
・茨城県 外洋性(鹿島灘)チョウセンハマグリ・・・3月~6月上旬
・三重県 内湾性(桑名)ハマグリ・・・5月末~8月上旬
〇はまぐりの漢字や名前の由来
はまぐりを表す漢字は多く、蛤・浜栗・文蛤・蚌があります。
語源は、浜にあって見た目「栗」に似ている為、浜で拾える栗、また山の栗に対して海の栗「浜栗(はまぐり)」と言われるようになったと言われております。
「蚌」の意味は、イシガイ科の貝の名。からすがい。どぶがい。マルスダレガイ科の貝の名。はまぐり。
〇はまぐりの栄養成分や効能
はまぐりはただ美味しいだけではなく栄養価も豊富であり、タンパク質やミネラル、ビタミン類を豊富に含んでいます。特に鉄分や亜鉛、カルシウムなどが豊富に含まれており、貧血予防や免疫力向上に役立つとされ、健康や美容にも良い影響を与えるとされています。
一般的に言われているはまぐりに含まれる栄養素と効能をまとめました。
- タンパク質: 蛤にはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は筋肉の修復や細胞の再生に必要な栄養素です。
- 鉄分: 蛤には鉄分が含まれており、貧血の予防や治療に役立ちます。
- 亜鉛: 亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に必要な栄養素です。蛤には亜鉛も含まれています。
- ビタミンB12: ビタミンB12は赤血球の生成や神経系の正常な機能に必要な栄養素です。蛤にはビタミンB12が豊富に含まれています。
- セレン: 蛤にはセレンも含まれています。セレンは抗酸化物質として知られ、細胞を酸化ストレスから守る役割があります。
- オメガ3脂肪酸: 蛤には少量のオメガ3脂肪酸も含まれています。これらの脂肪酸は心血管の健康を支援し、炎症を抑制する効果があります。
★はまぐりの効能としては、上記の栄養素が健康に寄与する他に、以下のような効果があります
- 免疫力向上: 蛤に含まれる栄養素は免疫機能を向上させ、病気や感染症に対する抵抗力を高める助けになります。
- 貧血の改善: 蛤の鉄分は貧血の改善に役立ちます。特に鉄欠乏性貧血の人にとって、蛤は良い栄養源となります。
- 心血管の健康: オメガ3脂肪酸は心血管の健康をサポートし、動脈硬化や心臓病のリスクを減らす効果があります。
- 神経機能の改善: ビタミンB12は神経系の正常な機能に必要なため、蛤を摂取することで神経機能の改善が期待されます。
〇はまぐりを使ったレシピ
はまぐりを使った料理は様々な種類があります。その風味や歯ごたえが特徴で、濃厚な旨味があります。和食から洋食まで幅広く活用され、和食では、お吸い物や酒蒸し、酢の物や煮蛤などに利用され、洋食ではパスタやリゾット、スープなどの料理で味わうことができます。蒸したり焼いたりすることでさらに美味しく食べることができます。ここでは、はまぐりを使ったさまざまな料理のレシピや調理方法をご紹介します。
【焼き蛤】焼きはまぐりは、バーベキューなどでも大人気!フライパンで簡単にできるホイル焼きと、バーベキュー時の網焼きをご紹介します。
今回は調味料を使用しなくても、はまぐりの塩気(出汁)だけで大変美味しく食べられる焼き方です。調理方法は以下の通りです。
・ホイル焼き
材料:蛤(大~中)・アルミホイル
① 砂抜きしたはまぐりを流水でこすり洗いし、水気を切ります。
② はまぐりをアルミホイルで包み、フライパンに乗せ中火で蒸し焼きにします。
③ 貝が開いたら完成(アルミホイルが膨らみます)
※火から下ろしアルミホイルを開く時は、大変熱くなっているため、火傷に注意。
・網焼き
① 砂抜きしたはまぐりを流水でこすり洗いし、水気を切ります。
② キッチンバサミでちょうつがい(接合部)を切り落とします。
③ 中火で4分ほど焼き、口が開いたら出汁だけを容器にうつしとる。※後ではまぐりにかけるため。
④ 殻の半分(身の付いていない方)を取り外します。※外すことでバランスが安定します。
⑤ 取り出した出汁を2回に分けてはまぐりにかけます。
⑥ 出汁が沸いたら器に盛り付けて完成です。
【はまぐりの酒蒸し】 はまぐりの酒蒸しは、簡単でシンプルでありながらも蛤の風味を存分に楽しめる料理です。調理方法は以下の通りです。
材料
※ハマグリの量で調整してください。
蛤・・・300g
酒・・・50cc
水・・・30cc
① はまぐりはしっかりと水洗いし、砂や汚れを取り除きます。
② フライパンか鍋にはまぐりを入れ、酒・水を入れ加熱します。
③ 沸いたら蓋をして中火ではまぐりが開くまで蒸します。
④ 開いたら火から下ろし、器に盛り付けて完成です。お好みで万ネギを散らしても美味しく食べられます。
※開かなかった蛤は食べずに捨ててください。
【ハマグリのパスタ(ペペロンチーノ)】 はまぐりのパスタは洋食の定番で、はまぐりの風味とパスタの相性が抜群です。調理方法は以下の通りです。
材料:2人前
小蛤・・・200g
パスタ・・・200g
白ワイン・・・大さじ3
オリーブオイル・・・大さじ3
鷹の爪・・・1本
ニンニク・・・1片
塩・・・適量
① はまぐりはしっかりと水洗いし、砂や汚れを取り除きます。
② 鍋でパスタを茹で、ザルに上げる。
③ フライパンにオリーブオイルと、みじん切りのにんにく、刻んだ鷹の爪を入れ、弱火でじっくり炒め香りを出します。
④ はまぐりを加え、白ワインを注ぎます。蓋をして弱火で蒸し煮にし、はまぐりが開いたら火を止めます。味見をして塩味が足りなければ塩で味を調えます。
⑤ パスタを入れ良く絡めます。器に盛り付け、お好みでパセリなどを散らして完成です。
【はまぐりのお吸い物】 はまぐりのお吸い物は、ひな祭りの代表的な料理です。風味豊かで清々しい味わいが特徴であり、和食の汁物や一品料理としても人気があります。
調理方法は以下の通りです。
材料
・蛤・・・250g
・昆布・・・5cm角
・酒・・・大さじ1
・塩・・・少々
① はまぐりはしっかりと水洗いし、砂や汚れを取り除きます。
② 鍋に蛤・昆布・水を入れて弱めの中火にかけます。
③ アクをすくい、沸騰する前に昆布を取り出します。はまぐりは開いたものから取り出していきます。※身が硬くならないように。
④ 全て取り出したら酒を加え、必要であれば塩で味を調整します。
⑤ 器に出し汁とはまぐりを盛り付け、お好みで三つ葉などの香味野菜を加えて完成です。
はまぐりを使った料理は、その風味や栄養価からさまざまなレシピが存在し、和食から洋食まで幅広く楽しむことができます。ぜひ自宅ではまぐりを使った料理を試してみてください。
■九十九里産のはまぐりを使用したお取り寄せ商品のご紹介
こちらでは調理が面倒という方に、当店のオンラインショップで販売している、九十九里産のはまぐりを使用した調理済み商品をご紹介させていただきます。
・はまぐりご飯
はまぐりご飯 200g(1人前) :: ヤマニの台所 (yamani-suisan.jp)
1人前 200g 864円~
・はまぐりの酒蒸し
九十九里産 酒蒸しはまぐり(冷凍)約300g :: ヤマニの台所 (yamani-suisan.jp)
1P約300g 1,458円
・金目鯛と蛤のアクアパッツア(切り身)
金目鯛と蛤のアクアパッツァ(切り身) :: ヤマニの台所 (yamani-suisan.jp)
1人前 1,188円
・金目鯛とはまぐりのアクアパッツア(姿)
金目鯛とはまぐりのアクアパッツァ(小) :: ヤマニの台所 (yamani-suisan.jp)
1P約650g 5,400円