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銚子の名産いわし

 

 

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銚子のいわしは、銚子港で水揚げされる魚介類の中でも特に有名なものです。関東最東端である千葉県銚子市には太平洋に突き出した岬があり、三方を海に囲まれた海食台地になっています。

 

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10キロメートルに渡って続く切り立った断崖絶壁は、東洋のドーバーとも呼ばれ、国の天然記念物にも指定されています。映画やドラマの撮影にも登場する断崖絶壁の下では、荒波が岩礁にあたって砕け散る豪快な海の風景が広がっています。

 

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銚子~九十九里にかけての海域はいわしが獲れる豊かな漁場として知られ、年間を通してまき網漁でいわしが漁獲されています。銚子には卸売市場が第一卸売市場~第三卸売市場まで3か所有り、その中でいわしが水揚げされるのは銚子市漁協第二卸売市場です。

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大きな漁船から大きな網ですくい上げ、トラックに移していく様子はとても迫力があります。鮮度抜群の状態で水揚げされる銚子のいわしは、脂ものっていて美味しいと評価され、地元の名産品として親しまれています。

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銚子のいわしは一般的には秋から冬にかけて水揚げされることが多く、特に11月から1月にかけての時期が旬とされています。この時期には漁船が活発に出漁し、豊富な漁獲が期待されます。(5月~7月も旬にあたり、この時期獲れるいわしを入梅いわしと呼びます。)銚子で獲れる旬のいわしは、その新鮮さとプリプリとした食感、脂の乗りが魅力とされ、その味わいは高級魚を凌ぐとも言われており、老若男女問わず多くの人々に愛されている魚介類です。

 

そして、銚子のいわしはさまざまな料理に利用されます。代表的な料理としては、いわしの刺身、いわしの煮付け、いわしの唐揚げ、いわしの塩焼き、いわしの蒲焼き、オイルサーディンなどがあります。特に新鮮さがモノを言う、いわしの刺身は絶品で、その鮮度と脂がのった身はたまらない美味しさで知られており、旨さはまぐろのトロにも引けを取りません。また地元の飲食店では、いわしのなめろう・いわしのつみれ汁などの郷土料理もメニューとして提供され、観光客にも喜ばれています。また、いわしを使用した加工品として、いわしのごま漬け・いわしのぬか漬け・いわしの卯の花漬け、干物では、いわしの丸干し・いわしのみりん干しなどが作られており、保存食としても重宝されてきました。

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さらに、いわしは地域の伝統的な漁業とも深く結びついており、昔から多くの漁師がいわし漁を生業としていましたが、時代の流れとともに新規漁業就業者数は現在減少傾向にあります。漁師たちは、海の状況や季節に合わせて漁期を見極め、船を出して漁獲に励んでいます。令和4年の銚子港の水揚げは約23万7000トンで、その約80%がいわしの水揚げとなっております。また、後背地には水産物流・加工拠点が形成されており、冷凍品、塩蔵品、塩干品等の多種多様な水産加工業が営まれ、銚子漁港の水揚げ処理能力を支えています。

 

このように、銚子のいわしは地域の食文化や産業において重要な役割を果たしており、安価でおいしいことからも、地元の人々に昔から大衆魚として親しまれてきた食材です。※近年は不漁で価格高騰している時期もあります。また、その美味しさや新鮮さ、多彩な料理への活用法などから、多くの食通や料理研究家からも高い評価を受けています。

 

 

 

 

■いわしレシピ

ここからは銚子の名物である、いわしを使った簡単レシピをご紹介します。

 

いわしのフライ

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材料:いわし・小麦粉・卵・パン粉・揚げ油・塩コショウ

 

作り方:いわしは頭と内臓を取り、水で洗って水気をきる。

手開きで中骨をとり、包丁で腹骨をすきとる。(手開きすると、包丁で開くより骨が良く取れます。)

両面に軽く塩コショウで下味をつける。(身に塩気が入ることで生臭さもおさえます。)

いわしを小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけて170℃で約3分揚げる。

こんがりカリッとキツネ色になるまで揚げて完成。

 

 

いわしの塩焼き

 材料:いわし・塩

 

作り方:いわしは鱗を取り、頭・内臓を取り除きます。

流水で骨に付いた血合いまで丁寧に水洗いする。※いわしは傷みやすいので短時間で手際よく洗う。

キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、全体に塩を振る。(腹の中は少し多めに。)

10分程おき、出てきた水分をふき取る。(浸透圧で臭みがぬける。)

オーブンやグリル又はフライパンでこんがりと焼いて、お好みで大根おろしやすだちを添えて完成。

 

 

いわしの南蛮漬け

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 材料

いわし:4尾

酢:大さじ2

砂糖:大さじ2

しょうゆ:大さじ2

酒:大さじ2

片栗粉:大さじ1

お好みの野菜:みょうが・しょうが・玉ねぎ・人参・ピーマンなど

 

作り方

いわしは開いて内臓を取り、水気をきる。

野菜を入れる場合は薄くスライスしておく。

いわしに軽く片栗粉をまぶし170℃の油で揚げる。

酢、砂糖、しょうゆ、酒を混ぜて煮立て、火を止める。

熱いうちにいわし、お好みの野菜を漬けて完成。

1時間程漬け込むと美味しく食べられます。

 

 

【いわし梅煮】

 

材料

いわし:4尾

しょうが:スライス3~4枚

梅干し:2個

醤油:大さじ4

酒:大さじ4

みりん:大さじ2

砂糖:大さじ1と1/2

水:200㏄

 

作り方

いわしは鱗を取り、頭を落とし内臓を取り除きます。

薄切りにしたしょうがをフライパンに並べ、水と調味料を加えてひと煮立ちさせる。。

種をとった梅干しといわしを並べ、蓋をして煮ていきます。

途中、煮汁をかけながら中火で約10分煮て完成。

 

 

【いわしのつみれ汁】

材料

いわし:4尾

味噌:大さじ1

おろししょうが:小さじ1

片栗粉:大さじ1

だし汁:900㏄

塩:小さじ1

醤油 :少々

 

作り方

いわしは頭と内臓を取り、水で洗って水気をきる。

手開きで中骨をとる。(手開きすると、包丁で開くより骨が良く取れます。)

包丁で腹骨をすきとり、皮をむき細かく刻む。

すり鉢に刻んだいわしと、片栗粉、味噌、おろししょうが、塩を少々入れ、滑らかになるまですり鉢で練る。

鍋にだし汁を入れて沸かし、スプーンで成形したつみれを加えアクを取りながら中火で3~4分煮て、分量の塩と醤油で味を調えて完成。

 

他にも色々なイワシ料理がありますので、ぜひお試しください。

調理しないで食べたい方には、通信販売で銚子のいわしを使用した商品を扱っているECショップもありますので調べてみてくださいね。

 

■銚子のいわしを使用したお取り寄せ商品のご紹介

こちらでは調理が面倒という方に、当店のオンラインショップで販売している簡単調理のいわし商品をご紹介をさせていただきます

・いわし蒲焼きご飯

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1人前 260g 648円~

千葉のいわしを使用した冷凍通販はヤマニの台所! (yamani-suisan.jp)

 

・いわしの押し寿司

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1本 300g 1,200円~

いわし押し寿司 300g :: ヤマニの台所 (yamani-suisan.jp)

 

・いわし漬け丼の具

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1人前 100g 886円

いわし漬け丼の具(100g) :: ヤマニの台所 (yamani-suisan.jp)